ドイツのコミュニケーションエージェンシー「ストーリーメーカー」の共同代表であるビョルン・アイヒシュテット(Bjoern Eichstaedt)が、京都工芸繊維大学のKYOTO Design Labが主催するKyoto Startup Summer School (以下KS3)にて今年も講義を行います。KS3は3週間の起業家育成プログラムで、国際的に活躍されるゲスト講師を招き、ビジネスモデル構築のためのワークショップや交流会、そして最終的にはデモ展示会及び発表会が予定されています。

昨年の講師陣の中で好評だったアイヒシュテットの講義。今回はその時の様子を少しだけ振り返ってお伝えします。

アイヒシュテットが行った2017年夏の講義の模様。講義のテーマは「(スタートアップ)企業のストーリー構築とその伝え方」。

 

企業がもつストーリーとは何でしょうか?

企業にはその企業ならではのストーリーがあります。それは例えば、設立の背景やこれまで成し遂げたことなどを示す”歴史”、他社に負けない強みや”優位性”、そして今後の方向性・ゴール等といった”ビジョン”などです。 これらは、その企業ならではのストーリーを語るうえでの構成要素になります。アイヒシュテットはセミナーで、アップルを題材にこのストーリーの構成要素の重要性について説明しました。 アップルはなぜ生まれ、どこから来たのか?主人公は誰で、そしてこれらストーリーの要素をどのように伝えていったのか?このような視点で企業のストーリーを掘り下げていきます。

 

ターゲット・オーディエンスを設定し、企業のストーリーとマッチングさせましょう

世界中には、国籍や文化の異なる人々がたくさんいます。あなたのターゲット・オーディエンスにストーリーを伝えるときに、ターゲットが誰で、どのようなバックグラウンドを持っているのか考えることは非常に重要です。企業にストーリーがあるように、ターゲットのオーディエンスもその人ならではのストーリーを持っています。最終的には、あなたのストーリーとターゲットのストーリーをどのようにマッチさせていくかを考える必要があります(これをストーリーマッチングと呼んでいます)。そうでないと、ターゲット・オーディエンスから関心を持たれず、決して認知されることはないでしょう。重要なことは、ターゲットの心に響いて共感させ、人々の中に残り続ける企業ストーリーを作ることです。

 

適切なフォーマットとタッチポイントを通してストーリーを伝えましょう。

企業ストーリーを作成し、ターゲットのオーディエンスを設定した後は、次のような問いが思い浮かんでくるかもしれません:では、このストーリーをどのように伝えればいいのだろうか?
その答えを得るには、コミュニケーション・タッチポイントと、ストーリーを伝えるのに適切なフォーマットを理解する必要があります。
コミュニケーション・タッチポイントとは、新聞/雑誌・オンラインメディア、展示会、SNSなど情報発信が実際に行われているところとなります。ターゲットに届くのはテキスト、AR / VR、動画などさまざまな発信形式があり、これらは、ターゲットによってまたトピックによってそのときどきで最適なチャネルと発信形式を選択することが必要です。

 

参加者がアドバイスを受けることができるメンタリングでは、有意義な会話が行われました。

 

ストーリーを伝えましょう

上記の準備が終わったら、ターゲット・オーディエンスへストーリーを伝える時です! マーケットとのコミュニケーションは一朝一夕では成し遂げられません。長期的な視点で、コミュニケーションを継続していくことが重要です。

いつでもご連絡ください!

戦略的なコンサルティングからコミュニケーション活動の施行まで、日本企業のドイツ及び欧州での認知拡大をお手伝いしています。お客さまのストーリーに着目してその企業ならではの独自性をハイライトしていくのですが、これはマーケットとのコミュニケーションにおいては非常に重要な要素となります。
アイヒシュテットの日本出張は、次回8/26 – 9/2です。ご不明点やご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

大浦詩織カミラ: cs.oura-mueller@storymaker.de